人工知能(AI)の進化が、医療を大きく変えようとしています。画像診断の支援やがん遺伝子解析などへの活用が急速に進み始めた他、医療機関が持つ情報をAIで解析し、診断や治療選択、創薬などに生かそうとする試みも広がり始めています。政府が推進する新たな社会「Society 5.0」の実現に向けて、戦略分野の筆頭に掲げられている健康・医療・介護。そこでも、AIの活用が注力テーマの一つと位置付けられています。

 一方で、AIの進化と医療をどう共存させていくべきなのか。それには、AIと医師の役割分担や倫理・法整備・セキュリティーなど、幾つかの課題を踏まえつつ議論を深めていく必要があります。

 そこで本カンファレンスでは、医療におけるAI活用の先行事例を紹介しつつ、医療×AIの未来が“不都合な未来”にならいために向き合うべき課題について議論します。

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開催概要

日時
2018年7月12日(木)14:00~18:00(13:30開場)予定
会場
虎ノ門ヒルズフォーラム (メインホール) (〒105-6305 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5階)
主催
日経デジタルヘルス
特別協力
日本マイクロソフト
定員
300名
受講料
無料(事前登録制)

プログラム

※講演者や講演時間など、プログラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。

14:00~14:05

【来賓挨拶】

西川 和見 氏

経済産業省
商務情報政策局
商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長
西川 和見 氏

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1996年通商産業省入省。米国留学(ノースウェスタン、ジョージタウンロースクール、NY州弁護士)、防衛庁防衛政策課(日米防衛協力)、通商機構部(WTOドーハラウンド交渉)、中小企業庁金融課(リーマンショック対策)等を経て、大臣官房政策企画委員として総合調整、東日本大震災対策等を実施。
産業政策局政策企画官として日本再興戦略の立ち上げに関与後、アジア担当の産業調査員としてシンガポールに赴任し、アジアの経済統合を担当。
帰国後、通商戦略の立案、産業政策のグローバル化を担当したのち、平成29年7月にヘルスケア産業課長に就任(現職)。

大山 訓弘 氏

日本マイクロソフト株式会社
業務執行役員 医療・製薬営業統括本部長
大山 訓弘 氏

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日本マイクロソフト株式会社にて、医療・製薬業界に対する全般的な営業活動についての責務を担う。
AIを含むマイクロソフトの製品全般を日本の医療現場や製薬企業における経営改革、働き方改革に対する提案活動に従事している。
2018年にマイクロソフト入社する前はSAPジャパンにおいて営業マネジメントを歴任。香川大学経済学部卒。

14:05~14:35

【総論】

黒田 知宏 氏

技術の進歩は医療をどう変えるのか
~2025年の不都合な未来とその処方箋~

京都大学医学部附属病院 医療情報企画部長 病院長補佐 教授
黒田 知宏 氏

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黒田 知宏 氏

《講師》

京都大学医学部附属病院 医療情報企画部長 病院長補佐 教授
黒田 知宏 氏

京大病院医療情報企画部長、医学研究科・情報学研究科教授。94年京大情報卒、98年奈良先端大情報了、博士(工学)。京大病院の電子カルテシステム設計・運用を統括する傍ら、Ubiquitous Computing・IoT等の高度情報技術の医療現場への適用を探る研究に従事。医療情報学会・生体医工学会理事。

《講演概要》

昨今、医療AI・IoTは人口に膾炙し、その功罪を巡る議論が喧しい。2015年の日本医学会総会は、現在の医療制度や国民意識を変えずに情報革命を迎えた時の姿を「2025年不都合な未来」という映像作品に纏め世に問うた。本講演では、その不都合を避け、情報革命の果実を享受するための処方箋について論じる。

14:35~15:05

【現場事例】

山田 真善 氏

内視鏡がAIで賢くなるってホント?
~病変を逃さず発見、医師の診断をサポート~

内視鏡科・医員 / 国立がん研究センター研究所・がん分子修飾制御学分野・医員(兼任)
山田 真善 氏

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山田 真善 氏

《講師》

内視鏡科・医員 / 国立がん研究センター研究所・がん分子修飾制御学分野・医員(兼任)
山田 真善 氏

大阪生まれ、医師、医学博士。2010年から国立がん研究センター中央病院に勤務。
2014年チリ・カトリカ大学に3ヶ月間、内視鏡医として出向。
2017年5月から国立がん研究センター研究所、がん分子修飾制御学分野を兼任。
消化器がんの内視鏡診断と治療、遺伝性大腸がんと遺伝性胃がんの診療を専門としている。
2014年 欧州消化器病学会 Free Paper Award 受賞
2016年 国立がん研究センター同窓会賞 受賞
2017年 国立がん研究センター研究所長賞 受賞

《講演概要》

国立がん研究センターと日本電気株式会社(NEC)は共同で、大腸内視鏡検査中に自動的に大腸前がん病変および早期大腸がんの特徴をリアルタイムに自動的に検出する人工知能(AI)システムを開発しました。

このシステムは大腸内視鏡検査中のモニター画像から病変の異常を検出し、それをリアルタイムで内視鏡医に知らせて病変の発見を支援します。

本講演ではAIを活用した具体的な内視鏡画像解析の取り組み事例についてご紹介します。

15:15~15:55

【活用倫理】

Human-Centered AI
信頼されるAIに必要な6つの倫理的要件(仮)

Brad Smith 氏

マイクロソフト コーポレーション
プレジデント兼最高法務責任者
Brad Smith 氏

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15:55~16:20

【活用事例1】

緒方 剛 氏

AI医療が当たり前の世界、2020年までに

エルピクセル株式会社
メディカルビジネス本部 ビジネスプランニンググループ
緒方 剛 氏

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緒方 剛 氏

《講師》

エルピクセル株式会社
メディカルビジネス本部 ビジネスプランニンググループ
緒方 剛 氏

東京理科大学理工学部物理学科卒業。研究用ソフトウェア開発のベンチャー企業でソフトウェアを開発の全行程を担当。その後GEヘルスケア株式会社に入社し、CT主にソフトウェアの開発に携わり、アーキテクト、ソフトウェアエンジニアリングマネージャー、プリンシパルエンジニアを歴任。サプライヤーやグローバルチームを交えたプロジェクトをリードし、ソフトウェアを含めた高品質なCTシステム開発を実現する。のちに現職。

《講演概要》

医療画像診断におけるAI活用は医療画像の増大に伴う放射線科医の負担増・不足を解決する手段として期待されており、世界各国で大手からベンチャー企業まで多くの企業が挑戦し、既に米国では医療機器として許可が下りるなど研究の段階から製品化へ臨床実用の段階に来ている。本講演では日本発の医療画像でのAI活用の応用事例について紹介する。

16:20~16:40

【活用事例2】

山口 太一 氏

「診療所×AI」で何が変わる?
~無料クラウド電子カルテができること~

きりんカルテシステム株式会社
代表取締役
山口 太一 氏

詳細はこちら

山口 太一 氏

《講師》

きりんカルテシステム株式会社
代表取締役
山口 太一 氏

早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルート入社。
その後、テラ株式会社にて営業・マーケティング管掌執行役員を務める中で、新規事業として少額短期保険事業に参入。
テラ少額短期保険株式会社(現 医師が考えた少額短期保険)代表取締役に就任し、先端医療やがん罹患者が加入できる新しい保険を開発、販売する。
きりん株式会社(現 きりんカルテシステム)に取締役 経営企画管理本部長として参画し、現在、代表取締役を務める。

《講演概要》

AIが診断支援や医画像解析、創薬などに活用される中、診療所の視点では進化の一方で脅威としてとらえられたり、自分には遠い話と思われたり、まだまだ身近な存在とは言えない状況である。

本講演では、AIと診療所の関わりや、そのために必要な基盤整備の観点で、クラウド電子カルテはどう貢献できるかお話しさせていただく。

16:50~17:50

【パネルディスカッション】

医療は、AIとどう向き合うべきか

《モデレータ》

武藤 真祐 氏

医療法人社団鉄祐会 理事長
武藤 真祐 氏

プロフィールはこちら

武藤 真祐 氏

《モデレータ》

医療法人社団鉄祐会 理事長
武藤 真祐 氏

1996年東京大学医学部卒業。2002年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。2014年INSEAD Executive MBA。2018年Johns Hopkins MPH。東大病院、三井記念病院にて循環器内科、救急医療に従事後、宮内庁で侍医を務める。その後McKinsey & Companyを経て、2010年に在宅医療を提供する「医療法人社団鉄祐会」設立。2015年シンガポールで「Tetsuyu Healthcare Holdings Pte, Ltd.」設立。2016年インテグリティ・ヘルスケア代表取締役会長就任。東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科臨床教授。日本医療政策機構 理事。

《パネリスト》

黒田 知宏 氏

京都大学医学部附属病院 医療情報企画部長 病院長補佐 教授
黒田 知宏 氏

プロフィールはこちら

黒田 知宏 氏

《パネリスト》

京都大学医学部附属病院 医療情報企画部長 病院長補佐 教授
黒田 知宏 氏

京大病院医療情報企画部長、医学研究科・情報学研究科教授。94年京大情報卒、98年奈良先端大情報了、博士(工学)。京大病院の電子カルテシステム設計・運用を統括する傍ら、Ubiquitous Computing・IoT等の高度情報技術の医療現場への適用を探る研究に従事。医療情報学会・生体医工学会理事。

Brad Smith 氏

《パネリスト》

マイクロソフト コーポレーション
プレジデント兼最高法務責任者
Brad Smith 氏

プロフィールはこちら

《パネリスト》

神成 淳司 氏

慶應義塾大学 環境情報学部 教授
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 室長代理・副政府CIO
神成 淳司 氏

プロフィールはこちら

神成 淳司 氏

《パネリスト》

慶應義塾大学 環境情報学部 教授
内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室 室長代理・副政府CIO
神成 淳司 氏

2018年 〜慶應義塾大学環境情報学部教授。
学部・大学院共通して、Socio-Informatics -情報科学の活用による社会イノベーション-について教鞭をとる。
政府での役職は、防災科学研究所共同研究員、内閣官房 東日本大震災 復興構想会議 専門委員等を経て、2011年より内閣官房 番号制度推進管理補佐官、2014年より 内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室長代理 / 副政府CIOを務める。
その他、農林水産省 AI農業・知的財産戦略検討委員会 座長、内閣官房 次世代医療ICT基盤協議会構成員、総務省 個人番号を活用した行政サービスのあり方に関する研究会の委員等を務める。
2017年、我が国農業ICTの基盤となる農業データ連携基盤「WAGRI」を構築するとともに、その推進母体となる農業データ連携基盤協議会を設立。
この他、深刻な人手不足に陥っている介護サービス分野に対して、ICT活用して個々の介護者のサービス改善を支援するシステム「MIMOTE」を開発・推進している。

17:50~18:00

【閉会挨拶】

村井 純 氏

慶應義塾大学 環境情報学部 教授
大学院政策・メディア研究科 委員長
村井 純 氏

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村井 純 氏

慶應義塾大学 環境情報学部 教授
大学院政策・メディア研究科 委員長
村井 純 氏

工学博士。1984年日本初の大学間ネットワークJUNETを設立。1988年WIDEプロジェクトを設立させ、インターネット網の整備、普及に尽力。初期インターネットを、日本語をはじめとする多言語対応へと導く。内閣官房 IT総合戦略本部員他、内閣他各省庁委員会主査等を多数務め、国際学会等でも活動。2013年ISOCの選ぶ「インターネットの殿堂」入りを果たす。「日本のインターネットの父」として知られる。

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日経BP読者サービスセンター セミナー係
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