日経WOMAN Networkingフォーラム プレミアム2012 開催リポート 「磨く」「輝く」オンとオフをいっそう知的に生きる  働く女性のための学びと出会いの場 2012年7月1日(日)、『日経WOMAN』『日経ウーマンオンライン』による読者交流イベント「日経WOMAN Networkingフォーラム2012」が東京・目黒の目黒雅叙園で開催された。4回目となる今回も、人気の高い9人の講師陣が集結。熱気にあふれた11時間となった。 主催/日経ウーマン、日経ウーマンオンライン 協賛/イムダイン、ニチイ学館、NTTドコモ、パナソニック 協力/プラン・ジャパン 特別協賛/日本経済新聞社販売局

上野千鶴子氏、小島慶子氏
佐藤珠希日経WOMAN編集長
「真面目で誠実で熱心で、それゆえ悩むことの多い日経WOMAN読者」という佐藤編集長の言葉通り、参加者たちはときにメモを取りながら、熱いまなざしで話を聞いていた

勇気をもらった基調講演と トークセッション
 7月最初の日曜日。開場を待ちかねて長蛇の列を作った参加者たちの表情は、いずれも明るい。  佐藤珠希日経WOMAN編集長の挨拶から始まり、午前の部で最初に壇上に上がった、立命館大学教授の上野千鶴子さんのテーマは、「女たちのサバイバル作戦 カツマーとカヤマーの間で」。現代のような新自由主義の時代では、誰もが社会的弱者になる可能性がある。「これからは、勝ち負けではなく、みんなで助け合って生きていくことが重要です。私たちは、幸福になるために生まれてきました。どんなことがあっても、皆さんにはどこかでしっかり生き抜いていってほしいと思います」とエールを送る。

 続いて壇上に上がったのは、TBSのアナウンサーからフリーに転向し、現在はタレントやエッセイストとして活躍する小島慶子さん。「働く、育てる、一緒に暮らす。私の場合はこうでした。〜ワークライフバランスの探し方〜」をテーマに、歯に衣を着せないトークで、ユーモアたっぷりにその人生を語ってくれた小島さん。「『やりたいこと』『できること』『やりたくないけれどやらなければならないこと』の3つが重なることを小さくても見つければ、いつか自分がいるべき場所にたどりつけるはず。女性であることを楽しみながらお仕事をしてもらえたら、私の仲間が増えてうれしいな、と思います」と笑顔を見せた。


 午前の部の最後は、天台宗大阿闍梨の酒井雄さんと内閣府政策統括官の村木厚子さんによるトークセッション。テーマは「自信が持てない女性たちへ 自分の本線を見つけよう」。身に覚えのない郵便不正事件で逮捕・起訴され、拘置所生活を余儀なくされた村木さん。その支えの一つとなったのが、酒井さんの本だった。それが縁で交流が始まったという。
「縁は出会い。どんな縁も、無駄なものは一つもありません。縁が道を開いてくれる。人も自然も、何もかもがお師匠さんなのです」と酒井さんが言えば、村木さんも「係長になったときには、今ならいい係員になれると思いました。課長補佐になったときも同じ。コツコツと自分の仕事をやり、振り返ってみたら本線ができていました。仕事はどんなものでも奥が深いと思います」と自らの経験を話しながら、道に迷いがちな後輩たちに言葉をかける。


会場では、講師陣の熱く、ユーモア溢れる話に笑いが起きる場面も。参加者たちは笑顔を見せながら、魅力的な話に聞き惚れていた

酒井雄哉さんと村木厚子

佐藤綾子氏

小室淑恵氏

青山浩之氏

やましたひでこ氏

スペシャルゲスト 深田晶恵氏

共感を集めたセミナーと 盛り上がったパーティー
 お昼は、ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんをスペシャルゲストに迎えたパワーランチ。そして午後のセミナーは、日本大学教授の佐藤綾子さんの「肯定から始まる人づきあい〜自信と引力のパフォーマンス学」で始まった。
「世の中は理不尽なことだらけ。でも、それに対して憤りを感じてばかりでは、何の解決にもなりません。『いくつもの自分のマスクを使い分ける』ことで、上手に怒りをかわしていきましょう」と怒りをかわす術を伝授する。

 続いて、ワーク・ライフバランス代表取締役社長の小室淑恵さんが登場。小室さんは「ライフが充実すれば、人脈、アイデア、スキルが得られ、結果的にワークの質と効率が上がります。ワーク・ライフバランスに積極的に取り組み、勝てる組織と充実した人生を作っていきましょう」と提案する。

 30分間の休憩では、サプリメント・ブランドのイムダインや国際NGOのプラン・ジャパンのブースをのぞく参加者も。

 続く、横浜国立大学准教授の青山浩之さんによる「美しい文字は、女性の品格を上げる〜美文字王子の手書き文字講座」では、実際に美文字を書く練習を行い、会場は終始、和気あいあいとしたムードとなった。

 セミナーの最後は断捨離提唱者でクラター・コンサルタントのやましたひでこさん。やましたさんは「断捨離は思考の片づけ。断捨離を活用して選択決断のトレーニングをしましょう」と語った。


食事をしながら、深田さんのトークに耳を傾ける参加者たち。深田さんは「残ったら貯金は貯まらない」「無駄な保険は入らない」など、マネー美人になるための5つのルールを教えてくれた



コーヒーブレイクやパーティーでは、積極的に名刺交換をする参加者が多かった



青山さんの美文字講座では、用意されたワークシートを使って練習をする場面も。わずかな練習でも効果はてきめん。隣同士で練習の成果を見せ合いながら、おしゃべりに花を咲かせる


 プログラムのフィナーレはネットワーキング・パーティー。会場では名刺交換をする姿があちこちで見られ、参加者同士のネットワーク作りが行われた。

「ワーク・ライフバランスのことは、会社でプレゼンしてみようと思う」(IT・32歳)、「こんなに豪華な講師陣の話を一度に聞ける機会はないので、ほんとうによかった」(メーカー・29歳)、「男性が多い職場なので、今日は女性の話が聞けてよかった。勇気をもらった」(IT・33歳)、「社内制度作りのヒントをもらった」(IT・27歳)と、参加者たちから前向きな声が上がる。それぞれが、さまざまな刺激を受けたようだ。

 豪華賞品プレゼントコーナーで再び盛り上がりを見せたパーティー。参加者たちは、名残惜しそうな表情を見せながら、おみやげを手に会場を後にした。


バイキング形式のネットワーキング・パーティーでは、積極的に交流を図る参加者の姿が印象的。なかには、遠方からこのために上京した人も。初対面でも女性同士という気やすさからか、各所で盛り上がりを見せていた