世界では魚介類が健康食品として広く人気を集めています。しかし、太平洋クロマグロやニホンウナギが絶滅危惧種に指定されるなど資源の減少が心配されています。サステナブル・シーフードの実現は世界的な課題です。国連が掲げる2030年に向けた「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標14にも「海の豊かさを守ろう」が盛り込まれました。2017年3月には「東京五輪の持続可能性に配慮した調達コード」が策定され、五輪で使用する水産物をサステナブルにする動きに世界中から大きな関心が寄せられています。五輪はサステナブルな日本の取り組みを国内外にアピールできる絶好の機会です。

 最近、日本でもサステナブル・シーフードが、卸や小売り、外食の現場、社員食堂などで広がりつつあります。持続可能な日本の水産業を復活させることは、和食の要である魚食文化の伝承や地方創生にもつながります。日本の技術を生かせる分野も広がっています。

 第3回目となる今年のシンポジウムでは、SDGs達成を視野に入れ、オリンピックレガシーを残すための取り組みと市場の拡大を参加者みんなで考えます。海外からも多くの講演者をお呼びしています。国内外の先進事例の紹介をはじめ、参加者同士のネットワーキングの場を拡大し、サステナブル・シーフードが普及するための策を一緒に考えます。

開催概要

日時
2017年10月27日(金) 9:30~19:00 (9:00開場)予定
会場
ベルサール新宿グランド イベントホール (新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー 1F)
主催
日経エコロジー
共催
米ディヴィッド&ルシール・パッカード財団、米国ウォルトンファミリー財団、シーフードレガシー
パートナー企業
西友、日本生活協同組合連合会、日本水産、マルハニチロ(50音順)
 
受講料
無料(事前登録制)

プログラム

※講演者や講演時間など、プログラムは変更になる場合がございます。予めご了承ください。
講演はすべて日本語でお聞きいただけます

ご希望の講演を選択してください。

午前中セッション※イベントホール
9:30-9:35

【主催挨拶】

日経エコロジー 編集長
田中 太郎

9:35-9:55

【基調講演】

公共と民間のパートナーシップで作り上げる持続可能な水産物のソリューション

モントレーベイ水族館副館長
マーガレット・スプリング 氏

プロフィール

モントレーベイ水族館では、副館長であり資源保護チーフオフィサー。2013年より米モントレー水族館の保護政策、調査研究、「シーフードウォッチ」などのマーケットプログラムを監督している。1999〜2007年は米国上院商務・科学・運輸委員会の顧問として議会に対し漁業の保全管理など海洋に関する規制、法律について助言を行い、2009〜2013年はアメリカ海洋大気庁(NOAA)にて首席補佐官、総括官次官(Principal Deputy Under Secretary)を務めた。米国学術研究会議(NRC)の海洋研究理事、カリフォルニア海洋科学トラストの理事も務める。

9:55-10:25

【トークセッション】さかなクン×マーガレット・スプリング 氏

  • さかなクン

    国立大学法人 東京海洋大学名誉博士/客員准教授
    さかなクン

    プロフィール

    お魚の豊富な知識と経験に裏付けされたトークでギョ存知!さかなクンです。
    2015年3月には東京海洋大学の名誉博士として授与される。
    皆様にお魚の情報や正しい知識、美味しい食べ方や環境問題、漁業従事者の皆様とともに明日の漁業を考えて頂こうと全国各地で講演を行っています。
    また、2010年には絶滅したと思われていたクニマスの生息確認に貢献。
    さらに海洋に関する普及・啓発活動の功績が認められ、「海洋立国推進功労者」として内閣総理大臣賞を受賞。
    2011年農水省「お魚大使」、2012年文科省「日本ユネスコ国内委員会広報大使」、2014年には環境省国連生物多様性の10年委員会(UNDB-J)「地球いきもの応援団」の生物多様性リーダーを務めています。
    執筆活動では『朝日小学生新聞』にて毎週(土)「おしえてさかなクン」イラストコラムを連載中。また、NHK『ニュースシブ5時』の「魚料理のお悩み解決!きょうのギョちそう」コーナーでご家庭で美味しいお魚料理が手軽にできるレシピをご紹介しています。
    東京都出身、館山市在住。

  • モントレーベイ水族館副館長
    マーガレット・スプリング 氏

10:25-10:45

【基調講演】

イオンの持続可能な調達の取り組み

イオン
執行役
環境・社会貢献・PR・IR担当
三宅 香 氏

プロフィール

1991年 ジャスコ株式会社入社 国際事業本部配属
2002年 イオン株式会社 財務部
2006年 同社 2020年グループビジョン策定PTリーダー
2007年 同社 ブランディング部長
2008年 クレアーズ日本株式会社 代表取締役社長
2013年 イオンリテール株式会社 お客さまサービス部長
2014年 同社 執行役員 お客さまサービス部長
2015年 同社 執行役員 広報部長兼お客さまサービス部長
2017年 イオン株式会社 執行役 環境・社会貢献・PR・IR担当(現任)

10:45-10:55

【基調講演】

トーマス アンゲラー 氏

サステナブルシーフード ジャーニー

パーク ハイアット 東京
総料理長
トーマス アンゲラー 氏

プロフィール

オーストリア出身。イギリス、オーストラリアなどのホテル、レストランでキャリアを積み、2000年にハイアット ホテルズに入社。2002年にグランド ハイアット ドバイの料理長に就任後、イスタンブール、クーラム、チェンナイのハイアットグループで総料理長を務める。2013年よりパーク ハイアット 東京総料理長。

10:55-11:00

休憩

11:00-11:50

【トークセッション1】

日本の水産市場が抱える課題と描く展望

<ファシリテーター>
花岡 和佳男 氏

シーフードレガシー
代表取締役社長
花岡 和佳男 氏

プロフィール

フロリダの大学で海洋環境学および海洋生物学を専攻。卒業後、モルディブでの海底調査やマレーシアでのエビ粗放養殖事業の設立メンバー等を経て、2007年より国際環境 NGOの日本支部で海洋生態系担当シニア・キャンペナーとしてサステナブル・シーフード・プロジェクトを引率。独立後、2015年7月に東京・築地に株式会社シーフードレガシーを設立し、国内のサステナブル・シーフード・マーケット・イニシアチブの熟成のため、水産関連企業に対してはサステナブル調達及びトレーサビリティ・システム構築における企業間連携のサポートを、NGO/NPOに対しては活動サポートを行い、両者の戦略的ネットワーキングに取り組んでいる。
・GSSI (Global Sustainable Seafood Initiative) 運営理事
・GSRA (Global Seafood Rating Alliance) メンバー
・CASS (Conservation Alliance for Seafood Solution) コラボレイト・メンバー
・内閣府規制改革推進会議水産WG 専門委員

<パネリスト>
三宅 香 氏

イオン
執行役
環境・社会貢献・PR・IR担当
三宅 香 氏

宮原 正典 氏

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 理事長
農林水産省 顧問
宮原 正典 氏

プロフィール

1978 東京大学農学部水産学科卒
1985 米国デューク大学政治学修士(人事院長期派遣研修)

1978 農林水産省入省 水産庁配属
1986-90 在米国大使館一等書記官
1994-97 石川県水産課長
2003-05 水産庁資源管理部参事官
2005-08 水産庁沿岸沖合課長
2008-11 水産庁審議官
2011-14 水産庁次長
2014-16 水産総合研究センター理事長(公募による選任)
      農林水産省国際顧問(兼務)
2016.4- 水産総合研究センターは、水産研究・教育機構に改称。引き続き理事長兼農林水産省国際顧問
2017.7- 農林水産省顧問(水産業成長産業化の企画立案)

この間、大西洋マグロ類保存委員会(ICCAT)、日ロ漁業合同委員会、日中漁業委員会、ワシントン条約締約国会議ほかの政府代表、ICCAT等の議長を務めた。
また、現在、名古屋大学及び愛媛大学の客員教授。

荒木 由季子 氏

日立製作所
理事 CSR・環境戦略本部長
荒木 由季子 氏

プロフィール

1983年通商産業省(当時)入省。米国マサチューセッツ工科大学政治学科留学、科学技術庁(当時)、国土交通省などへの出向も含めて、経済産業省で、エネルギー政策、医療・バイオ政策などに関わる。2008年に山形県副知事。2012年韓国麗水国際博覧会政府代表を経て、2012年12月に㈱日立製作所入社。東京大学工学部都市工学科卒業。都市計画学会会員。生活支援工学会会員。

11:50-12:30

【トークセッション2】

SDGs達成にとって、海洋保全やサステナブル・シーフードはどのような貢献ができるのか?

<ファシリテーター>

藤田 香

日経エコロジー/日経BP環境経営フォーラム
生物多様性プロデューサー
藤田 香

プロフィール

日経エコロジー編集/日経BP環境経営フォーラムのプロデューサー。富山県魚津市生まれ。東京大学理学部物理学科を卒業し、日経BP社入社。日経エレクトロニクスの記者をしながらバックパックの旅で各地の自然を巡った後、世界の自然や文化を紹介する「ナショナルジオグラフィック日本版」副編集長、環境経営誌「日経エコロジー」編集委員を経て、サステナビリティ経営企業が集まる「日経BP環境経営フォーラム」の生物多様性プロデューサー。主に生物多様性や自然資本、ESG投資/情報開示、環境教育、地方創生を追っている。環境省のSDGsステークホルダーズ会合委員や環境成長エンジン研究会委員などの他、富山大学客員教授を務める。

<パネリスト>
蟹江 憲史 氏

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科
教授
蟹江 憲史 氏

プロフィール

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科教授、国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)シニアリサーチフェロー。専門は国際関係論、地球システムガバナンス。2012年度のFSを経て、2013年度から2015年度までは環境省環境研究総合推進費戦略研究プロジェクトS-11(持続可能な開発目標とガバナンスに関する総合的研究)プロジェクトリーダーを務めた。 

トーマス アンゲラー 氏

パーク ハイアット 東京
総料理長
トーマス アンゲラー 氏

12:30-12:35

休憩

12:35-13:15

【トークセッション3】

サステナブル・シーフードが食卓に届くまで

<ファシリテーター>

花岡 和佳男 氏

シーフードレガシー
代表取締役社長
花岡 和佳男 氏

<パネリスト>

松本 哲 氏

日本生活協同組合連合会
商品本部 本部長スタッフ(生鮮調達管理担当)
松本 哲 氏

プロフィール

1963年 東京生まれ。
1988年 日本生活協同組合連合会に入職。物流管理、営業、商品開発などの職務を経て、2014~2015年水産部部長、2016年~生鮮原料事業推進室室長、2017年7月より現職。
水産調達方針の作成、持続可能な水産物の調達拡大のための調査・起案などを担当。

和間 久美恵 氏

西友
企業コミュニケーション部VP
和間 久美恵 氏

プロフィール

福岡県出身。2009年合同会社西友 企業コミュニケーション部 広報室 シニア・ダイレクターとして入社。
2015年9月同社 企業コミュニケーション部 バイス・プレジデント就任。

13:15-14:15

休憩・情報交換(仏・Sustainable Eel Groupによるミニセッション)

※午後パネルディスカッションから、ご希望のセッションを選択頂きご登録ください。

午後パネルディスカッション
ホールA
ホールB
14:15-15:20

【パネルディスカッションA-1】

観光ビジネスをリードするサステナブル・シーフードの取り組み

<ファシリテーター>
村上 春二 氏

オーシャン・アウトカムズ
日本支部長
村上 春二 氏

プロフィール

太平洋における天然サケの保全保護に注力する国際環境NGO、Wild Salmon Centerの日本プログラム担当者として従事した後、現在の国際環境NGOオーシャン・アウトカムズの日本支部長として就任。日本全国の漁業者と対話し、地域における漁業の課題、ニーズ、そして解決策を地域と共にデザインし解決に向けて活動している。近年では日本初となる漁業改善プロジェクトや養殖改善プロジェクトを立ち上げ、次世代につながる豊かな水産資源と地域社会の繁栄をビジョンに地域や市場と連携し伴走者として活動している。

<パネリスト>
ネッド・ベル 氏

オーシャンワイズ
総料理長
ネッド・ベル 氏

プロフィール

シェフ・フォー・ザ・オーシャンズ設立者、カナダの海洋保全NGOオーシャンワイズにて総料理長を務める。2014年にサステナブル・シーフードの普及を目的にシェフ・フォー・ザ・オーシャンズを設立、カナダ大陸8700kmを自転車で横断し、各地でイベントを行い注目を集める。以来、ベル氏の活動は広がりを続け、2017年9月に行われたシーフードサミットでは政策や社会に最も影響を与えた人物としてシーフードチャンピオンアワードを受賞した。ベル氏はそのカリスマ性と人柄から消費者やシェフに影響を与える存在として親しまれており、オーシャンワイズの総料理長として活動する傍ら、米モントレーベイ水族館のSeafood Watchやシーチョイス、海洋管理協議会などの団体との活動も継続しており、サステナブル・シーフードの普及の最前線で活躍している。

パーク ハイアット 東京
資材部 マネージャー
田口 朋浩 氏

プロフィール

青森県出身。2001年パーク ハイアット 東京入社。資材部にて勤務し、2012年より現職。
2014年より、社内のサステナブルシーフードプロジェクトに携わり、2015年5月COC認証取得を達成。

宮田 千夏子 氏

ANAホールディングス
コーポレートブランド・CSR推進部
部長
宮田 千夏子 氏

プロフィール

1986年1月 大阪府立生野高等学校 卒業後 全日本空輸入社
1986年3月 大阪空港支店客室部
 客室乗務員として国内・国際線乗務 インストラクター業務
2002年10月 客室本部品質企画部
 機内サービス企画、客室乗務員人材開発
2005年4月 客室本部業務サポート部 主席部員
 客室乗務員人事制度、労務管理担当
2007年4月 CSR推進室 リスクマネジメント部 主席部員
 CSR推進にかかわる新規部署立ち上げとともに異動
 CSR全般(レポート作成、評価対応)
 リスクマネジメント、コンプライアンス担当
2011年6月 スカイネットアジア航空 (出向)客室課課長 客室乗務員管理
2013年4月 商品戦略部 リーダー
 機内食品質管理、ケータリング委託管理 部内総務担当
2015年7月 総務・CSR部 CSRチームリーダー
 CSR推進統括(環境・社会貢献含む)
2016年4月 ANAホールディング コーポレートブランド・CSR推進部 副部長、
 CSR推進統括(環境・社会貢献含む)
2017年4月~ ANAホールディング コーポレートブランド・CSR推進部 部長、
 CSR(環境・社会貢献含む)、コーポレート・ブランド統括

【パネルディスカッションB-1】

水産エコ認証乱立時代を進むグローバル戦略とローカルソリューション

<ファシリテーター>
花岡 和佳男 氏

シーフードレガシー
代表取締役社長
花岡 和佳男 氏

<パネリスト>
ハーマン・ヴィッセ 氏

Global Sustainable Seafood Initiative (GSSI)
プログラムディレクター
ハーマン・ヴィッセ 氏

プロフィール

グローバル・ サステイナブル・シーフード・イニシアティブ(GSSI)のプログラムディレクター。 GSSIは数あるシーフード認証制度に対して共通性と一貫性のある国際的な評価基準を提供することで、世界中の消費者に提供されるシーフードの持続可能性を保証することを目的とし、オランダの法律の基に設立された。
GSSIの設立に先立ち、ハーマンはコンサルタントとしてGSSIの基盤となるプロジェクトを詳細にわたって作成し、GSSIに関心を寄せる企業・団体の参加をサポートした。 また、FAO養殖技術ガイドラインに対する評価枠組みの開発において主任コンサルタントを務めた。
オランダに本社を置く小売企業、Royal Aholdでコンサルタントをしながらまとめた論文では、シーフードのエコラベルに関するプログラム管理をFAOガイドラインの要件に照らし合わせ評価した。2012年、オランダ・ワーニンゲン大学卒。水産養殖・海洋資源管理の修士号取得。

イオンリテール
グループ商品戦略部
山本 泰幸 氏

プロフィール

2001年環境配慮PBグリーンアイ水産物の規格策定後商品開発に携わる。
2006年9月MSC商品を1年の準備期間を経て、日本に本格的に導入。「海のエコラベル」名づけの親。
現在、イオンリテール株式会社

阪口 功 氏

学習院大学 法学部 教授
ミドルベリー国際大学院モントレー校 客員研究員
阪口 功 氏

プロフィール

東京大学大学院にて国際関係論にて博士(学術)取得。イエール大学国際地域研究センター客員研究員などを経て、現在、学習院大学法学部教授およびミドルベリー国際大学院モントレー校客員研究員。地球環境ガバナンスの専門家として、近年特に漁業ガバナンスと水産物の持続可能性の研究に力を注ぐ。政府及び地域漁業管理機関(RFMO)によるトップダウンの公的規制と、MSCやシーフードウォッチなどボトムアップにより持続可能性を担保する民間プログラムの両方の観点から乱獲問題についてアプローチしている。WCPFC、IATTC、ICCAT等5つのマグロRFMOの年次会合に長年にわたり参加し、資源が健全な段階での予防的漁獲管理措置導入の必要性を示した漁業交渉モデルを構築。直近では、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を機会に、黎明期を迎えた日本の持続可能な水産物マーケットの健全な発展を導くため、水産物の持続性を担保する様々な民間プログラムについて『みなと新聞』に15本の連載記事を掲載し、反響を呼ぶ。

15:20-15:30

休憩

15:30-16:35

【パネルディスカッションA-2】

国際水産企業が描くシーフードビジネスの長期ビジョン

<ファシリテーター>
ヘンリック・オスターブロム 氏

ストックホルム・レジリエンス・センター
副サイエンス・ディレクター
ヘンリック・オスターブロム 氏

プロフィール

スウェーデンのストックホルム・レジリエンス・センター副サイエンス・ディレクター。世界の大手の水産企業が参加するイニシアチブ、キーストーン・ダイアログのプロジェクトリーダーを務め、「海洋管理のための水産事業」(Seafood Business for Ocean Stewartship)の発行に大きく貢献した。また、グローバルスケールで魚の資源と海の未来を予測し、その問題解決に寄与することを目的とした世界で唯一の総合的な海洋プログラム、ネレウスでは主任研究員を務める他、Seas of Norden Network(北海ネットワーク)では、海洋鳥に関するプロジェクトを牽引する。ストックホルム・レジリアンス・センターでは世界の水産業界の役割、ダイナミックス、そして将来の水産業に与える変化や影響について研究を続ける。
スウェーデン、ウプサラ大学にて行動生態学および動物学にて修士号を取得後、ストックホルム大学海洋生態学およびシステム生態学にて博士号を取得。スウェーデン自然歴史博物館や環境諮問委員会事務局のアドバイザーを務める。

<パネリスト>

日本水産 養殖事業推進部
部長
屋葺 利也 氏

プロフィール

1984年 東京大学農学部水産学科卒業後 日本水産入社。以来大半は国内外の養殖関連業務に従事している。海外養殖現場もチリ、インドネシア、アメリカ等で経験。 チリのサーモン養殖の子会社Salmones Antartica社には通算13年駐在し2012~2016年はCEOを務めた。帰国後は現職を通じて日本水産の養殖事業の更なる拡大に取り組む。

長谷川 泰裕 氏

マルハニチロ
経営企画部 部長役
長谷川 泰裕 氏

プロフィール

1984年 上智大学外国語学部ポルトガル語学科を卒業後、大洋漁業(現マルハニチロ)に入社。入社以来30年以上、えびの商売で、中南米、オーストラリア、東南アジア等、多くのえびの産地や全国のマーケットを商談・検品・生産指導等のため、長短期滞在した。その後3年間マレーシアのえび養殖会社で、養殖事業に従事し、今年4月から現職となる。

【パネルディスカッションB-2】

トレーサビリティの確立で違法漁業や労働問題から水産市場を守る

<ファシリテーター>
ブライアン・カウエット 氏

オーシャンアウトカムズ
副代表 兼 イノベーション戦略担当
ブライアン・カウエット 氏

プロフィール

水生生態系の保全と、アジア太平洋地域の人々や文化をつなぐ事に情熱を傾け、O2のグローバルプログラムのディレクターとして戦略策定を担当。過去20年間、東京やカムチャッカ半島など東アジアを中心に様々な土地で環境や社会問題に取り組む。地域社会や漁業者と協力し漁業の持続可能性の向上に向け活動するオーシャンアウトカムズの創設メンバーの一人。副代表、およびイノベーション戦略担当として各地でのイニシアチブのインキュベーションやサポート、IUU漁業撲滅に向けての活動をリードしている。
オーシャンアウトカムズ結成以前はワイルドサーモンセンターにて、持続可能な漁業及び市場プログラム担当ディレクターとして、ロシアの漁業の透明性の向上や漁業改善プログラムのモデルを作る。パシフィック・エンバイロメントやモンテレー湾水族館など様々なNPOでの勤務経験の他、ロシア極東地域における持続可能な土地利用のためのムラヴィオフカ公園、および大阪府の丘陵地にあるアニマルレフュジー関西では現地スタッフとして活動した。

<パネリスト>
三沢 行弘 氏

WWFジャパン
海洋水産グループ シーフード・マーケット・マネージャー
三沢 行弘 氏

プロフィール

大手企業での国内外の事業の企画・推進や、公的機関での東日本大震災復興事業等に携わった後に、WWFジャパンに入局。WWF海洋水産グループにて、人類が自然と調和して生きられる未来を築くことを目指し、企業への持続可能な水産物調達の働きかけや、漁獲から食卓まで、持続可能な水産物サプライチェーンの構築を推進している。オックスフォード大学経営大学院MBA。

キンバリー・ワーナー 氏

オシアナ
上級研究員
キンバリー・ワーナー 氏

プロフィール

海洋保護に取り組む国際的なアドボカシー団体、オシアナにて上級研究員を務める。2010年以来オシアナのシーフードフラウド(偽装表示)に関するキャンペーンにて水産物の遺伝子調査の責任者を務め、2013年にアメリカでは初となる水産物の偽装表示に関するレポートを発表。2016年までに55カ国200の偽造ケースを発見。オシアナには2005年に海洋汚染に関する研究員として入職。過去には米アラバマ大学、ウッズホール海洋研究所、メリーランド州ソロモンズ大学にて研究員として務める他、環境コンサルタントとしてアラバマ州沿岸の土壌改善プロジェクトにも携わった。
ディストリクト・オブ・コロンビア大学海洋環境学を専攻後、1999年メリーランド州立大学、河口環境学にて博士号を取得。

森田 佐世 氏

トレースレジスター
品質保証兼カスタマサービスアジア統括マネージャー
森田 佐世 氏

プロフィール

トレースレジスター 品質管理兼カスタマーサービスアジア統括マネージャー。
サプライチェーン全体を繋げれば、企業は業務効率を向上させ、リスクを低減し、消費者には出自の明確な製品情報を提供できる。TR社のトレーサビリティシステムで世界中に広がる複雑で拡張したトレーサブルなシーフードサプライチェーンを容易に繋ぐ取り組みをしている。

16:35-16:45

休憩・移動

16:45-17:50

【パネルディスカッションA-3】

異業種と共につくるサステナブル・シーフード・ビジネス

<ファシリテーター>
藤田 香

日経エコロジー/日経BP環境経営フォーラム
生物多様性プロデューサー
藤田 香

<パネリスト>
佐川 季由 氏

イケア・ジャパン
Country IKEA Food Manager
佐川 季由 氏

プロフィール

フォーシーズンズホテル、前職のグローバルダイニングなど20年以上のホスピタリティーインダストリーの経験を経て、2012年イケアのビジョンである“より快適な毎日をより多くの方々に”に魅了されイケアジャパン株式会社に入社。店舗での経験を経て、2015年7月からイケアジャパンのフード部門責任者として着任。イケアの価値観の1つである、環境と社会への配慮をお客さま、コーワーカー、そしてビジネスパートナーさまと共有して日本市場における持続可能な食文化に貢献することを目指している。

川辺 有恒 氏

IHIジェットサービス
取締役、衛星情報サービス部長
川辺 有恒 氏

プロフィール

1982年株式会社IHに入社し、航空宇宙事業本部所属し営業部門を歩む。
2009年より衛星を利用した船舶トラッキング事業に取り組む。2017年より、IHIジェットサービスで、本格的に事業を始める。現在、カナダの衛星AISプロバイダーexactEarth社の日本販売代理店として活動中。

福嶋 正義 氏

KDDI ビジネスIoT推進本部 地方創生支援室 マネージャー
兼 KDDI総合研究所
福嶋 正義 氏

プロフィール

平成10年、八戸工業高等専門学校・電気工学科卒。同年第二電電(株)入社。以来、国内光伝送路の建設や企業向けネットワークの構築に従事。平成25年、東松島市、(一社)東松島みらいとし機構の出向を兼務し、復旧に留まらない復興活動に従事。平成29年にKDDI地方創生支援室にてIoTを活用した地域活性化に従事。

【パネルディスカッションB-3】

和食継承を支えてきた生産者の思い、葛藤、取り組み

<ファシリテーター>

築地マグロ仲卸「鈴与」
3代目店主
シーフードスマート代表理事
生田 與克 氏

プロフィール

築地でマグロ仲卸業を営む傍ら、「かしこくたべて、さかなをふやす」を合言葉に、日本の水産資源をより持続的に利用していくことを目指す一般社団法人シーフードスマートの代表理事を務める。講演会や執筆活動、SNS、テレビ、ラジオ等で、日本の「魚」「資源管理」「魚食」など、魚にまつわる様々な情報を発信。著書「あんなに大きかったホッケがなぜこんなに小さくなったのか」「日本一うまい魚の食べ方」「たまらねぇ場所築地魚河岸」等がある。

<パネリスト>
脇口 光太郎 氏

創業明治三〇年
和歌山県那智勝浦町
鮪仲買業4代目
ヤマサ脇口水産 代表取締役
脇口 光太郎 氏

プロフィール

 生鮪水揚げ高日本一を誇る和歌山県那智勝浦町で、創業明治三〇年より続く鮪仲買業を営む。和歌山の雄大な自然に育てられ、自然をこよなく愛す。競りでの鮪の仕入・買付けを行い、現場での感覚を約30年磨く。独自開発の特殊冷凍技術により、生鮮まぐろの美味しさの追求と、流通・販売課程におけるロスの課題解決に挑戦している。廻船問屋事業を通して、鮪船との密な情報交換・交流を行い、生産者と流通とをつなぐ役割を担う。
2012年、那智勝浦町産マグロのMSC予備審査を通過。2013年、会社としての調達方針を発表し、持続可能な方法でない漁法や、違法操業船の漁獲によるマグロは調達しない旨を社内外に宣言。現在、オーシャン・アウトカムズとのビンチョウマグロ延縄漁業改善プロジェクトに調印し、MSC認証の本審査通過に向けて取組みを行っている。

長谷川 琢也 氏

ヤフー CSR推進室 東北共創
一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン事務局長
フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング取締役
長谷川 琢也 氏

プロフィール

1977年3月11日生まれ。
自分の誕生日に東日本大震災が起こり、思うところあって東北に関わり始める。
石巻に移り住み、石巻を拠点に被災地や東京をうろうろしながら東北の人たちとビジネスを立ち上げる最中、震災復興を超え、漁業の未来をみつめる漁師たちと出会う。世界では右肩上がりの産業になりつつある漁業が、海に囲まれた島国日本では右肩下がりの産業になり、日本の漁師は20年で半減、資源管理問題でも世界からバッシングを受けている状況。そんな漁業を「カッコよくて、稼げて、革新的」な新3K産業に変え、担い手があとをたたないようにするために、地域や職種を超えた漁師集団フィッシャーマン・ジャパンを立ち上げる。担い手を増やすための事業「TRITON PROJECT」では、石巻市や宮城県漁業とも連携し、漁師のシェアハウス整備、漁師学校実施、漁業専門求人サイト運営等で県内や県外から漁業従事者を増やしている。その他、民間企業を巻き込んで漁業のイメージを変えるプロジェクトや、国際認証取得を目指す試み、生産者と消費者を繋ぐための飲食店事業など、漁師たちと共に未来の漁業を創るべく、奮闘中。

ジェレミー・クローフォード 氏

国際一本釣り基金
東南アジア支部長
ジェレミー・クローフォード 氏

プロフィール

国際一本釣り基金の東南アジア支部長として活躍。サモア人とアメリカ人の血を引き、漁業に携わる仕事をしていた家族とアジアで長年を過ごす。過去10年間、商業漁業や開発を通して漁業の改善に携わる。インドでのサプライチェーン開発やビジネスの開拓、アメリカ輸入協会(National Fisheries Institute)では東南アジアでの事業を担当し、直近ではタイユニオンで責任のある調達マネージャーとして活躍。

17:50-18:00

休憩・移動

18:00-18:55

【統括セッション】

SDGs達成を目指し東京オリンピック・レガシーを作る

<ファシリテーター>
藤田 香

日経エコロジー/日経BP環境経営フォーラム
生物多様性プロデューサー
藤田 香

花岡 和佳男 氏

シーフードレガシー
代表取締役社長
花岡 和佳男 氏

<パネリスト>
池田 信太郎 氏

北京、ロンドン五輪バドミントン日本代表
池田 信太郎 氏

プロフィール

2007年世界選手権で日本人男子初メダルを獲得。
2008年北京、2012年ロンドンと2度のオリンピックに出場。
2008年にプロに転向。2015年9月に30年間の現役生活から引退。

現在はBWF(世界バドミントン連盟)アスリートコミッションメンバーとし競技普及に尽力しつつ、東京2020年オンンピック・パラリンピックの組織委員会アスリート委員、飲食戦略検討委員としても活動。

国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問
末吉 竹二郎 氏

プロフィール

長年の金融界での経験をバックに「金融と地球環境問題」をテーマに、金融のあり方やCSR経営などについて、講演、講義、著書などで啓もうに努める。国連環境計画・金融イ二シアテイブの特別顧問の他、各種審議会の委員や地方自治体のアドヴァザー、企業の社外役員なども務める。CDPのトラスティー兼ジャパンチェアマン。公益財団法人自然エネルギー財団の代表理事副理事長。一般社団法人グリーンファイナンス推進機構の代表理事。
1967年に三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。取締役NY支店長などを経て、1998年、日興アセットマネジメント副社長に就任。2002年の退任を機に環境問題に本格的にかかわる。2008年~09年、福田・麻生両首相の下におかれた「地球温暖化に関する懇談会」の委員を務めた。
主な著書に、「地球温暖化講義」(東洋経済)、「グリーン経済最前線」(共著、岩波新書)他。

国立研究開発法人 水産研究・教育機構 理事長
農林水産省 顧問
宮原 正典 氏

和間 久美恵 氏

西友
企業コミュニケーション部VP
和間 久美恵 氏

垣添 直也 氏

マリン・エコラベル・ジャパン協議会 会長
垣添 直也 氏

プロフィール

1961年東京水産大学卒業。日本水産(株)入社、1999年~2013年代表取締役社長。この間、大日本水産会副会長、日本冷凍食品協会会長、日本冷蔵倉庫協会会長、日本輸入食品安全推進協会会長、食品産業中央協議会会長を歴任、2016年より現職。

18:55-19:00

【閉会挨拶】

ウォルトンファミリー財団 テレサ・イッシュ 氏

19:00-20:45

レセプション

サステナブルシーフードメニュー監修
BLUE 松井 大輔 氏

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